2024年05月03日 14:15更新
江戸時代から伝わる獅子舞神楽が上越市三和区島倉地区の春の例大祭で披露されました。 島倉地区に伝わる獅子舞神楽は、笛や太鼓のお囃子に合わせて獅子舞と天狗が登場します。この舞は、江戸時代から伝わるといわれていますが、住民の高齢化などにより一時、途絶えていました。 しかし、平成12年、延寿寺の改修の際、屋根裏で獅子頭と天狗のお面が発見されたことをきっかけに島倉獅子舞保存クラブが発足され、舞の復活に向けて動き出しました。 島倉獅子舞保存クラブ「当時、舞を知っている人がいなかったので、同じ獅子舞と天狗が登場する神楽をしている安塚区に通って教えてもらった」獅子頭と天狗のお面は屋根裏から見つかったものを修繕して使っています。
保存クラブ発足の翌年、平成13年から毎年5月3日の春祭りで奉納披露してきました。 復活後、コロナ禍で中止となる年が続きことしは4年ぶりの披露となりました。 春祭りは神明社で行われ、五穀豊穣や無災害を祈ります。 島倉獅子舞保存クラブ 松田正昭会長代行
「できるか不安だったが成功。コロナで途絶えてしまうかと思ったが先代が立ち上げてくれたもの、続けていかなければならない」
島倉町内会 小林健一会長
「獅子舞神楽は地域住民が寄り合う宝、続いてほしい」
獅子舞と天狗はこのあと子供神輿と一緒に町内を回り、住民の無病息災を祈りました。
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