2017年10月24日 13:05更新
大きな被害をもたらした台風21号。一夜明けて、浸水被害があった地域では、朝早くから片付けに追われている。
台風21号による大雨で妙高市樽本で72時間の降水量が観測史上最大を記録するなど、一部地域で大きな被害があった。関川や保倉川、矢代川で氾濫する危険が高まり、上越市の広い範囲に避難情報が出された。
上越市によると、23日正午現在、鴨島や仲町、土橋などで床上浸水15件、床下浸水78件が確認されている。また、コミュニティプラザや小中学校でも屋根や壁の一部がはがれたり、看板が落下するなど、建物に被害が出た。
台風が去り一夜明けた市内では片付けに追われる姿がみられた。床下浸水の被害があった鴨島3丁目では、朝から建物や溝にたまった泥を取り除く作業に追われていた。
こちらの家では倉庫が床下30cmの高さまで水に浸かったとのこと。
住民は「びっくり。テレビで見たことが自分に起きている。きのうは子どもの面倒を見ながらしていたので、作業はしんどい」「家のなかは大丈夫だったが、きょうは車庫や物置が浸水したので片付ける」と話していた。
なお、けが人の被害は確認されていない。また、各地に出されていた避難情報は24日朝までにすべて解除された。
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