2024年04月05日 16:16更新
来月から始まる田植えを前に、苗箱に種もみをまく「播種(はしゅ)」が上越市の久保田農場で始まっています。
久保田農場では毎年、上越市東中島や上五貫野などにある田んぼ、およそ75ヘクタールで「コシヒカリ」や「こしいぶき」など12品種のコメを育てています。
来月上旬から田植えが始まるのを前に、苗箱に種もみをまく「播種」が今月1日から始まりました。5日(金)は作業員10人が機械を使い、家畜のエサにするコメ「新潟次郎」の種もみを苗箱にまきました。
苗箱は気温30度の室内に3日間置き、芽の大きさが1センチほどに伸びるまで成長させます。
久保田農場では農家に出荷する苗も作っていて、5日はハウスに並べる作業も行われました。出荷する苗は15品種、合わせておよそ13万箱分になります。
久保田農場によりますと、去年の猛暑で収穫した玄米の品質が下がった影響で、種もみの芽の出方が不ぞろいになることがあるということです。種もみは 播種の前に10日間ほど水につけています。今年は芽の出方を均一にするため、水につける期間を2日ほど増やして調整しています。
久保田農場 金井大将 取締役
「種もみの品質が悪いとなると、初期成育に影響がでるのではと心配。天気には敵わないので、しっかりした水や肥料の管理など、自分たちのできる範囲で最善を尽くしていいコメができるよう頑張りたい」
播種は今月25日まで続きます。久保田農場では早生品種のつきあかりの田植えが来月上旬から始まるということです。
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