2024年02月28日 17:30更新
知的障がいがある生徒を対象にした県立上越特別支援学校高等部の分校が来年4月、県立有恒高校の中に新たに設置されることになりました。
有恒高校の中に設置されるのは、上越特別支援学校高等部の分校です。有恒高校には今使っていない教室があり、分校が活用することにしています。規模は1学年10人のクラスが2つ、3学年を合わせて60人となる予定です。
上越市の知的障がいがある生徒は現在、市内の高田特別支援学校と吉川高等特別支援学校の2校、糸魚川市の高田特別支援学校 白嶺分校のいずれかに通っています。このうち高田特別支援学校では近年、生徒の数が増え教室が足りなくなっています。
一方、一般の高校に通う生徒は年々減少しています。
このうち有恒高校の生徒数は県立になった昭和39年以降、最も多い時で600人を超えていましたが、今年度は76人まで減っています。このため一部の教室が余り、使われていない状態が続いています。
分校の開校は来年4月1日です。 一般高校の校舎の中に特別支援学校の高等部の分校が新設されるのは、県内で五泉市、見附市に続き3か所目です。 県では国が障がいの有無に関わらず多様な生徒たちが一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」を推進していることを受け、分校と有恒高校の生徒との交流を検討しているということです。
分校の生徒の対象は公共交通機関などを使って自力で通学できる人で、募集は今年11月に行われます。
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