2024年01月14日 18:15更新
上越市上正善寺で古くから伝わる小正月行事「大神送り」が14日(日)行われ、地元の人たちがかんじきを履いて山を登り、山頂のお堂に無病息災や地域の平穏を祈りました。
大神送りは、上正善寺の中村地区で数百年前から続く伝統の小正月行事です。地元の人たちがかんじきを履き、山を登って山頂の「薬師堂」で無病息災や地域の平穏などを祈ります。14日は、町内の人など1才から70代までの14人が参加しました。この日の積雪は、およそ40センチ。参加者は、かんじきを履き雪を踏み固めながら登ったほか、太鼓をたたいたり、ほら貝を吹いておよそ1.5キロ先の山頂を目指しました。
山頂では、薬師堂の石仏にお神酒や切り餅などを供え、参加者がことし1年の無事を願いました。
参加者
「30年ぶりぐらいに登った。昔の人たちもずっと登っていたんだなと感慨深かった。」「久しぶりに参加した。雪が少なく登りやすかったので良かった。地震もあったが良い年になってほしい。」
大神送りは、上越市にある守り伝えられてきた文化財などを登録する「地域の宝」にも認定され、毎年、鏡開きの後の最初の日曜日に行われます。
上正善寺第1・2組 小澤 久和 代表組長
「倒木などがあり時間がかかって大変だったが、これからもずっと続けていきたい。今年は正月から地震など災難があった。この町内のみなさん無病息災、交通安全。良い年になってほしいと願っている。」
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