2024年01月09日 17:29更新

今月1日の能登半島地震で上越市では震度5強を観測し、市内にある小中学校のおよそ半数の校舎にひびが入るなどの被害が出ました。学校では応急処置が行われ、9日（火）すべての公立小中学校で3学期の始業式が予定通り行われました。

9日は上越市にあるすべての公立小中学校69校で3学期の始業式が行なわれました。このうち国府小学校では笹川隆校長が、今月1日に発生した能登半島地震で上越市が震度5強を観測し、体育館が避難所として開設されて住民が避難したことを話しました。

国府小学校 笹川隆校長
「（国府小）体育館が避難所になった。ここに避難をした児童もいたと思う。（きょう）集団下校してもらうが登下校中に大きな地震が来たらどうするか学んで」

地震により市内にある小中学校の半分ほど、38校の校舎にひびが入るなどの被害が出ました。国府小学校では校舎同士をつなぐ1階の渡り廊下にひびが2か所入り、タイルがめくれました。

学校では始業式に間に合うよう応急処置をしたほか、教職員が今月2日と5日、通学路に異常がないか確認しました。

児童
「（地震直後）父が消防士で仕事に行った。不安だった。『（父に）学校にすぐに避難して』と言われ避難した。友達がけがすることもなく安心した」

児童
「（冬休み）地震があり一気に大変になり宿題ができなかった。きょうの登校 前と変わりない。3学期 地震があったが、また元気に勉強や運動を頑張りたい」

国府小学校 横尾研一 教頭
「校地、校舎、通学路の点検を職員が行い安全に子どもたちを迎える準備した。みんな元気に登校してくれた。1つ安心した。もう1度、校内の点検や避難訓練の計画を検討する」