2023年12月14日 15:36更新

今年のコメの収穫量を示す「作況指数」が農林水産省北陸農政局から発表され、上越地域は10月発表の見込みと変わらず「93」の「不良」となり、全国で最も低くなりました。こうした中JAえちご上越は、3等米のコシヒカリなどの仮渡し金を60キロあたり200円上乗せすることになりました。

農林水産省北陸農政局によりますと、上越地域の10アールあたりのコメの収穫量は平年よりも1割ほど、45キロ少ない480キロでした。コメの作柄を示す作況指数は全国で最も低い93で「不良」となりました。

北陸農政局は不良の原因を、この夏の暑さと水不足によるものとして、なかでも上越地域の山間地は天水田が多く、被害が大きかったと見ています。

こうしたなか、JAえちご上越では生産者の収入を補おうと、コメの仮渡金をさらに上乗せすると発表しました。対象となるのは、3等米のコシヒカリや、みずほの輝き、つきあかりなどの主食用米と、2等米や3等米の五百万石などの酒米です。

上乗せ金額は、主食用米が60キロ当たり200円でこれにより、コシヒカリの3等米が1万1800円となります。仮渡し金の上乗せは今年3回目で、今回の追加分は今月26日に支払われる予定です。