2023年12月06日 17:20更新
豪雪地ならでは、大変ユニークな冬囲いが6日(水)国の名勝に指定されている妙高市、旧関山宝蔵院庭園で行われました。一体どんな作業なのでしょうか?
旧関山宝蔵院庭園には石で組んだ長さ5メートルの滝があります。
冬囲いは、この滝で行われました。ねらいは、雪の重みで石が動いたり崩れたりしないようにするためです。6日は、シルバー人材センターの会員3人が鉄パイプや板で滝を保護する建屋を組みました。
庭園は、かつて妙高山で山岳信仰が盛んだった時代、山の景観を再現しようとつくられました。宝蔵院はもともと関山神社の別当として天台宗の寺院でしたが、明治時代の廃仏毀釈で廃止されました。その後、残っていた庭が貴重だとして、平成25年、国の名勝に指定され妙高市が3年前に復元しました。
冬囲いはきょう1日で完成しました。本格的な冬になると庭園は、全体が雪に埋もれるということです。市の担当職員は「庭園の管理をしっかりして、また春に多くの人に足を運んでもらいたい」と話していました。旧関山宝蔵院庭園は、来年4月下旬ごろ冬囲いを外し滝に水を流して開園する予定です。
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