2023年11月07日 10:28更新
似顔絵を下手に描いて缶バッジをつくるというユニークなワークショップが、上越市国府にある光源寺で3日(金)に開かれました。
ワークショップを企画したのは、2年前のうみまちアートに参加した名古屋市の現代アート作家 渡辺英司さんです。
参加者は2人1組になり、相手の似顔絵を描いて、オリジナルの缶バッジにします。テーマは「いかに下手に描くか」です。
現代アート作家 渡辺英司さん
「上手に描くというのは方法を教わる。描き方を教わると描き方のほうが重要になってしまう。『いかに下手に』というのは『1番無邪気にいい絵を描くには』の裏返し」
似顔絵を描く人は、手元をみません。相手の顔を30秒見ながら手を動かします。できあがった絵は、福笑いそのものです。このあとは、専用の道具をつかって、直径6センチの缶バッジに仕上げました。
参加者
「絵を描くところが楽しかった。(缶バッジ)かわいい」
「(缶バッジ)作るのが面白かった」
参加者
「『下手に描く』というのをチラシで見て興味を持った。『30秒で描く』というのがいつもと違う。思ったように描けないのが楽しかった」
現代アート作家 渡辺英司さん
「大人になるにつれて『上手い絵』という観念が出来上がっていく。『いかに下手に』という方法で描くとちゅうちょせずに描くことができる」
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