2023年09月29日 15:39更新
妙高市内の小中学生が夏休みを中心に取り組んだ科学研究の発表会が29日(金)行われました。
科学研究発表会は、児童や生徒に科学に関心を持ってもらおうと、妙高市理科教育センターが毎年開いています。研究には、妙高市内の小中学校9校の児童と生徒あわせて54人が取り組みました。テーマは、炭酸飲料で骨や歯は溶けるのかといった素朴な疑問や、植物の発芽条件、昆虫の生態などさまざまです。
このうち、新井北小学校5年生岡本実子さんは、母親の作ったとろみのある汁を食べたことをきっかけに、とろみの材料や成分について調べることにしました。調べた材料は、片栗粉、小麦粉、米粉、コーンスターチの4種類です。
実験では、それぞれの粉を水に溶かして沸騰させ、とろみがつくまでかき混ぜるなどして、それぞれのとろみを確かめました。その結果、最もとろみが出たのは片栗粉でした。一方でほかの3種類は、片栗粉よりとろみはないものの、水に溶けやすいなど性質が異なるため、カレーやシチュー、お菓子作りなど、料理によって使い分けることが大切だとまとめました。
新井北小学校5年生 岡本実子さん
「小麦粉は、ドロッとするがあんかけらしさはない。白っぽくてトロトロした感じに。シチューやカレーによい。米粉は、ドロッとしたあんこのような仕上がりに。菓子作りによい」
「(予想では)片栗粉 小麦粉 コーンスターチ 米粉の順番だと思ったが、全然違う結果になってびっくりした。今後も違う材料でやってみたり4種類の粉で料理をしたい」
今回発表された作品のうち優秀作品は、新潟県主催のいきいきわくわく科学賞に推薦されることになっています。
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