2023年08月24日 17:27更新
渇水でコメの出来が心配される中、今年初めてとなるJAえちご上越のコメの品質検査が24日(木)に行われました。検査したのは、早生品種の「つきあかり」、猛暑の影響を受けながらも1等米比率は平年並みの61%となりました。
検査したのは、上越市内の生産者が持ち込んだ早生品種、「つきあかり」の玄米約18トンです。検査員が、専用の機械でコメの水分量を測定したほか、1粒ずつ目視で割れや未熟な粒の数などを確認しました。
検査の結果は一等米が61パーセント 二等米が39パーセントでした。一部に未熟で白い不透明な粒が見られましたが、JAえちご上越によりますと「つきあかり」はもともと白い部分が残りやすい特性があり、今回は平年並みということです。
JAえちご上越の岩崎健二常務理事は「異常高温、渇水で品質収量にも大きな懸念される中での初検査だった。一等米比率61%は平年並みなので少し安堵している」と話していました。
検査の終わった「つきあかり」は早速トラックに積みこまれ、関東方面に出荷されました。コメの品質検査はこれから本格化しますが、気になるのは猛暑の影響です。
岩崎常務理事
「これから収穫時期を迎える『コシヒカリ』や『みずほの輝き』は、高温障害と渇水の影響が非常に心配」
県やJAでは、生産者に対し品質低下につながる刈り遅れや急激な乾燥に注意するよう呼び掛けています。
地元産のコメが店頭に出回るのは9月中旬とみられます。
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