2023年08月22日 16:36更新
渇水で農作物に影響が出ている妙高市では、22日(火)から市道の消雪用井戸水を農業用水に活用する取り組みが始まりました。当面、まとまった雨が降るまで続けるということです。
消雪用井戸水を農業用水に活用するのは妙高市の関山地区です。この地域では梅雨明けからほとんど雨が降らず、農業用水の流量が大きく減りました。
市によりますと、消雪用の井戸はもともと農業用水につなぐことができる仕組みになっています。
22日は関山地区の国道18号線の東側にある19の井戸から水が流し込まれました。
妙高市農林課 大沢光紀 課長補佐
「今回の放水によって渇水も改善される。農業者の方々不安を抱いていることが少しでも軽くなれば」
妙高市では、渇水によってこれまでため池からの放水や番水などで対応してきました。しかし、農家からそれだけでは足らないという要望を受け、今回井戸の活用となりました。市によりますとこうした措置は、平成30年以来ということです。
妙高市農林課 大沢光紀 課長補佐
「消雪井戸は止めることなく、市では24時間放水を続けていきたいと考えている。今後は国道の西側の井戸の放水も検討している」
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