2023年08月02日 16:09更新
2日(水)、上越市のなおえつ海水浴場に訪れていた高校生が、魚のオコゼに刺され、吐き気など体調を崩し病院に搬送されました。
写真はイメージ(オコゼの仲間)
オコゼに刺されたとみられるのは、長野県上田市在住の17歳と18歳の男子高校生です。2人は2日(水)午前10時30分頃から大人2人を含め7人で、なおえつ海水浴場に訪れていました。午後0時前に、高校生のみで海水浴をしていたところ、高校生が何かに刺されたと言い、海中を見るとオコゼがいたということです。1人は右手の平、もう1人は左足の親指を刺されました。この後、高校生は自ら管理所の救護員のところに向い処置を受けましたが、1人が吐き気を訴えたため、救護員が119番通報し、上越総合病院に搬送されました。高校生は治療後、経過観察となっています。
上越市立水族博物館うみがたりによりますと、なおえつ海水浴場近辺にはオニオコゼやハオコゼといった種類のオコゼが生息し、どちらのオコゼも背びれのとげに毒腺があり、刺されると激痛や腫れが伴うほか、症状がひどい場合はけいれんなどのショック症状や呼吸困難になる場合もあるということです。また、オコゼのほかにも、最近は毒を持つアカエイやゴンズイといった魚も見られるので十分気を付けてほしいと話しています。
上越海上保安署では「海には人間の生命に影響を与える危険な生物も生息しています。海洋生物に刺され、異常を感じたらすぐに医療機関への受診、また危険生物を見つけたら触らず、周囲の人に注意を呼びかけてほしい」と話しています。
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