2017年09月28日 10:11更新

66歳以上の選手が出場するソフトボールの全国大会に上越市から出場するチーム「上越桜城クラブ・ハイシニア」が、きのう市長を表敬訪問し、悲願の初勝利を誓った。

 上越桜城クラブ・ハイシニアは６年前に結成され、現在のメンバーは66歳から78歳までのおよそ20人。50年以上前の新潟国体のときに結成された教員チームが母体で、高校や中学で野球を経験した人が中心だ。チームは、今年７月に行われた県大会で優勝し、４度目の全国大会出場を決めた。

しかし、全国の壁は厚くこれまでの３回の全国大会で１度も勝ったことがない。今年にはいって相次いでチームメイトが２人亡くなる不幸もあって、メンバーは物故者のためにも全国大会で悲願の１勝を掴み取りたいと燃えている。キャプテンの宮越さんは「初戦突破しないと亡くなった友達に申し訳ないという気持ち。肩に力を入れずのぞみたい」と決意を語った。

大会は来月７日から９日まで岩手県で開かれ、全国の予選を勝ち抜いた45チームが優勝を目指して戦う。「上越桜城クラブ・ハイシニア」は、１回戦で栃木県のチームと対戦する。