2023年07月05日 12:04更新
上越市出身の女性が、国際協力機構JICAの海外協力隊としてアフリカのマダガスカルに派遣されることになり、4日(火)に中川市長を訪ねて意欲を語りました。
JICAの海外協力隊としてマダガスカルに派遣されるのは大島有沙さん28歳です。大島さんは三和区の出身で、県立高田北城高校に通っていたときの体験が海外協力隊を志すきっかけになりました。
大島有沙さん
「高校の時にフィリピンに1か月語学留学した際、日本では見たこともない光景を目にし、世界で困っている人のために力になりたいと思った」
大学の国際学部を経て就職した会社では、営業職として顧客とのコミュニケーションスキルを磨いてきました。そうしたなか、開発途上国の力になりたいという思いは10年変わらず、このほど会社を辞めて海外協力隊に応募しました。
派遣されるのはアフリカ南東部の島国、マダガスカルです。派遣先では農業が盛んな地区を担当し、農家の収入を増やすため農産物やその加工品の販売ルートの開拓を手伝う予定です。
大島さんは中川市長に対し、現地に入ってみないとわからないことばかりとした上で、チャレンジへの意欲を話しました。
大島有沙さん
「コミュニティを作るのが得意。違う文化の中に飛び込んで一人ひとりの意見を聞きながら、地域のためになる活動をしていきたい」
「初めていくマダガスカル。文化や人々とたくさん触れ合いながら2年間頑張って活動していきたい」
大島さんは、来月現地に向けて出発します。任期は2年です。
マダガスカルでは、煮炊きに不自由している家庭もあるということで、火おこしが簡単なカマドの普及にも取り組むということです。
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