2023年04月26日 17:21更新
25日(火)夜から未明にかけ、強い風の音に目が覚めた方も多かったのではないでしょうか?強風で怖いのは、山火事です。空気が乾燥しやすいこの時期、大規模な山林火災を想定した消防訓練が26日(水)に上越市の金谷山公園で行われました。
訓練は金谷山公園にあるリフト乗り場近くで火災が発生、空気の乾燥と強風で、大規模な山林火災に拡大する怖れがあるという想定で行われました。
26日は消防車両6台に、上越南消防署と高士分遣所から22人が参加しました。
リフト周辺に消火栓はありません。そのため、200メートルほど離れたところにある池から小型ポンプとホースをつないで放水しました。
また、火の燃え広がりを確かめるため、ドローンを使って上空から情報を収集しました。
このほか、20キロの水を背負って金谷山を登り、放水する隊員の姿もありました。
金谷山管理事務所 西條和彦所長
「GWに入ると広場でバーベキューをする人が増え火を使う場面がある。利用者には安全・適切に火を使ってもらいたい。芝火災など多く発生していると聞く。一度火がつくと大変なことになると改めて感じた」
上越地域消防局管内で今年発生した野焼き・たき火による火災は25日現在10件で、去年の同じ時期より4件多く、令和元年以降の5年間では最も早いペースとなっています。
上越南消防署 加藤良文署長
「消防車両が進入できない水の確保が難しい状況では、池や川から水と取ってホースを延長して放水する(訓練)。入山者や地域の人には、たばこの投げ捨て、たき火、野焼きは行わないようお願いしたい」
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