2023年02月08日 12:12更新
全国の離島小中学校をオンラインで結び交流活動を行う全国離島サミット初めて開催され、離島の中学生が交流しました。
この全国離島サミットは福岡県の小呂小中学校の発案で今年度初めて開催されたものです。参加したのは小呂小中学校をはじめ三重県の神島小中学校。鹿児島県の奄美大島にある阿室小中学校、そして佐渡の新穂中学校の4校です。新穂中学校からは3年生32人が参加しました。
サミットでは自らの島の良さや課題を再認識し、将来島の担い手となる人材を育成することや、他県の同年代との交流を通して、ほかの地域を知り、出会いやコミュニケーションを楽しむことが目的です。
今回は全3回実施され、9月に行われた第1回目はお互いの島を知るため参加者や島、学校の紹介。11月に開催された2回目にはジェスチャーゲームといったレクリエーションなどによる交流が実施されました。
そして、最後の交流会となった2月7日は、島の課題などに着目し、各学校のSDGsに関する取り組みを、それぞれ10分程度にまとめて発表しました。
他校の生徒たちは島の魅力を紹介しつつも、高齢化や環境の変化で漁などの水揚げが減少してきているなど課題を上げながら、どのようにして島を盛り上げていくか、地域住民とどのように交流を図っていくかなど、自らの考えをまとめ紹介していました。
また、新穂中学校は今年度新たに取り組み始めたことを地域に発信する新穂中SDGsフェスについて発表しました。
去年12月に開催された新穂中SDGsフェスでは、地域住民と共に各班に分かれ、ゴミ拾い大会を開いたり、牛乳パックの椅子づくりや野菜の捨てられがちな部分を使ったポトフ作りをしたことなど、当日の様子を紹介していました。
また、代表の生徒は3年間を通し行ってきたSDGsの取り組みについて次のようにまとめました。
その後も、各学校の発表について質問などが飛び交うなど、生徒は同じ離島という環境の中でも、自分たちの地域との違いや、魅力を照らし合わせる事で、新たな学びを得ていました。
発案した小呂小中学校では来年度の開催にも意欲を示しています。
新穂中で担当した教諭は「仲間を増やしていく大事な機会で、子どもたちの自由な発想を高めるほか、学びを深める良い機会なので、是非来年度に繋げていってほしい」と話していました。
佐渡テレビジョン
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