2023年02月08日 12:16更新

行き場を失ったイヌやネコを保護している上越市の動物愛護団体「あにまるシェルターひだまり」が、動物の飼育環境を改善するため一軒家を購入しようと、クラウドファンディングへの寄付を呼び掛けています。目標は1000万円です。

上越市でイヌとネコを保護している動物愛護団体「あにまるシェルターひだまり」の代表、岡田紀音さんです。岡田さんは、おととし1月に団体を立ちあげ現在、病気や虐待などの理由で行き場を失ったイヌ3匹とネコ50匹を保護しています。

あにまるシェルターひだまり 岡田紀音 代表
「イヌやネコが亡くなったとき殺処分の数を初めて知った。自分でできることは何かを考え思い立って個人で活動を始めました。床掃除、トイレ交換、食事の世話の日々。分け隔てなく愛情を注いでいる。のびのび暮らしてもらうために何ができるか考えています」

ひだまりには、県内各地から保護の問合せが寄せられますが、現在は手一杯の状況で引き取りは限界だといいます。

そのため、動物の飼育環境をより良くするため一軒家を購入しようと、クラウドファンディングによる寄付の呼び掛けをはじめました。

岡田さん
「今の頭数と今後引き受ける予想を考えると6LDK以上の物件が必要。（イヌ・ネコを飼う人は）動物愛護管理法や終生看取ることがどういうことか、もっと知ってほしい」

一軒家であれば、病気のイヌ、ネコを隔離する余裕ができたり、団体を法人化できるメリットがあるということです。

クラウドファンディングへの寄付は「あにまるシェルターひだまり」のホームページから手続きできます。支援は1口5000円からです。7日現在、21人から21万9000円が寄せられたということです。

「あにまるシェルターひだまり」では、寄付のほか動物の世話をするボランティアや、動物を引き取ってくれる人を募集しています。

あにまるシェルターひだまり 岡田紀音 代表
080-2298-6934