2023年01月13日 17:19更新
県は12日(金)、インフルエンザが3年ぶりに流行期に入ったと発表しました。コロナの第8波が収まらないなか、インフルエンザとのダブル感染に十分注意が必要です。
県は1月2日から8日までの1週間に指定医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関当たり2.33人となり1人を超えたことで、インフルエンザの流行期に入ったと発表しました。これは2020年の2月以来3年ぶりになります。
上越市内でもインフルエンザの感染が広がっています。上越市栄町にある塚田こども医院では、今月4日から6日までにインフルエンザと診断された人が5人でした。これは関東から帰省中の人や東京に遊びに行った人などが中心でした。
そのあと10日から13日の午前までは、市内の園児などを中心に10人で、そのほとんどが感染源が分からなかったといいます。
塚田こども医院 塚田次郎 院長
「インフルの患者をみたのは丸2年ぶりです。今週からは保育園内での感染が疑われる例が複数発生しています。その園でもはっきりした感染源が分からないというので、すでに感染が広がっている可能性があります」
一方で、コロナ感染者数も高止まりが続き「同時流行」が心配されます。塚田こども医院では、今年に入って72人がコロナ感染と診断されました。
ダブル感染に備え、医院では今週から風邪症状と発熱の両方がある人には、建物の外でコロナとインフルエンザを同時に検査できるキットを使って診察しています。
塚田こども医院 塚田次郎 院長
「両方とも風邪症状を起こすウイルスで、見分けは全くできない。インフルエンザは1月下旬から2月上旬が最流行期。そこでの同時流行は十分に可能性があります」
なお、県は12歳以上の人が体調の変化を感じた場合は、まずコロナの検査キットで自己検査を行うよう呼びかけています。
では、12歳以下の子どもはどうしたらよいのでしょうか?
塚田こども医院 塚田次郎 院長
「子どもは自分の症状をうまく伝えられず、親の不安感も強い。小学生以下は気にせずにかかりつけ医に相談して受診してほしい。体調が悪ければ園を休むなど、感染拡大防止に協力を」
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