2022年12月13日 11:46更新
23歳以下の職人がものづくりの技を競う技能五輪全国大会が千葉県で開かれ、時計修理職種部門で妙高市の山崎美空さんが初出場で銅メダルを獲得しました。
妙高市美守にある「シチズン時計マニファクチャリング妙高工場」で働く山崎美空さん20歳です。山崎さんは先月開かれた「技能五輪全国大会」時計修理部門に初出場し見事銅メダルを受賞しました。
山崎美空さん
「(受賞)獲れると思っていなかったので驚いた、表彰台にのったとき頑張ってきて良かった。成績は大満足!」
大会の様子
大会ではアナログ時計やゼンマイ時計の不具合を見つけて分解修理したり、直径2ミリ長さ2センチの金属を時計の部品に加工するなど3つの課題に挑みました。部品加工はピンセットやヤスリなどを使って、1ミクロン単位で削りだすという精密な作業です。
大会には山崎さんを含む15人が出場し、高い品質とスピーディーな仕上げを競いました。
山崎さんは妙高市出身の入社3年目です。はじめの2年間は妙高工場で今年の4月からは長野県飯田の時計学校で技を磨きました。
組立課・寺沢信二課長
「(学校では)なかなか点数が取れないと悩んでやっていた。真面目で気持ちを精一杯出すタイプ、一生懸命にやっている」
山崎美空さん
「今回品質は良かったが、作業時間がかかったのでスピードアップして金メダルを目指す」
山崎さんはこのあとも努力を重ね、来年11月愛知県で開かれる技能競技大会での金賞を目指します。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.