2022年09月22日 17:35更新
コシヒカリより収量が多く、暑さに強い上越生まれのコメ「にじのきらめき」の収穫が始まりました。味の評価も高いことから、JAえちご上越ではコシヒカリやつきあかりに次ぐ有望品種として、生産を拡大し売り出したい考えです。
「にじのきらめき」は、農研機構がイネ品種の「なつほのか」と「北陸223号」を掛けあわせて開発しました。収穫時期はコシヒカリとほぼ変わりませんが、暑さに強く倒れにくいのが特徴です。
コメは大粒でコシヒカリより15%ほど収量が多く、味はなめらかでうま味があるということです。
JAえちごでは、平成29年から農研機構と協力して実証栽培を始めました。年々生産量が増え、今年はおよそ300ヘクタールで栽培されました。
生産者の一人、小島陽さんの田んぼでは21日(水)から収穫が始まりました。小島さんは、コシヒカリやみずほの輝きなど5品種を生産しています。
「にじのきらめき」を生産するメリットについて、小島さんは「コシヒカリとみずほの輝きで稲刈りの間が空いていたが、その間に収穫ができるので作業のロスがない」と話しています。
JAえちご上越では、コメの販売競争が続くなか、コシヒカリだけに頼らない新しい品種に期待を寄せています。
JAえちご上越 岩崎健二 常務理事
「まさに上越生まれの新品種。令和5年度産は面積増加を見込み、取引先なども確保している。コシヒカリに次ぐ評価をいただける品種として育てていきたい」
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