2022年07月19日 15:39更新
上杉謙信公による妙高山信仰で、450年以上続く「御剣祭・南方山」が今週22日からはじまります。18日は上越市本町1丁目の春日神社で、祭りの始まりを再現する起源式が初めて開かれました。
「南方山」は、上杉謙信公が領地の五穀豊穣や安全を祈願しようとはじめたとされるもので、毎年7月22日から翌日にかけて行われる参拝登山です。
災いを除ける守り神で謙信公が信仰していた不動明王の化身「倶利伽羅不動尊」が描かれた旗を持って妙高山へ登り、ご来光を拝みます。
18日は、本町1丁目の春日神社で旗のレプリカが用意され、謙信公を顕彰する市民団体「一義会」が、謙信公が南方山を命ずる場面を再現しました。
謙信公「俱利伽羅不動尊の御旗を掲げ、わが領内の家内安全、商売繫盛、五穀豊穣、子孫繫栄、これら願かけ、われに代わり南方不動尊、いざ参られよ」
参拝者「ありがたきお言葉、承って候」
来場者「(南方山の由来)知らなかった。近しいものを感じた。来て良かった」
一義会 上杉謙信役 牛木豊広さん「初めて南方山の行事をからめてやった。南方山は謙信公から始まった行事。われわれ(一義会)も参加してとても良かったしうれしい」
上越市本町1 春日神社
今年の南方山には春日神社の氏子など21人が参加します。
22日金曜日に春日神社を出発し、燕温泉から深夜に山頂に向け出発します。
山頂でご来光を拝んだあと下山し、春日神社周辺の各町内をまわり、23日土曜日の午後4時頃、春日神社に戻ることになっています。
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