2022年07月08日 10:45更新
災害が発生したとき、自分はどう行動すればよいのか?事前に準備と心構えをするための個別の避難計画「マイ・タイムライン」作りに、上越市立中郷中学校の2年生が7日(木)に取り組みました。
「マイ・タイムライン」は、水害や土砂災害が身近に起きたときに、一人ひとりがどのような行動をとるべきかを時間ごとに整理した、個人用の防災避難計画です。
県では子どもたちへの防災教育として、去年から希望する学校で勉強会を開いています。
7日は中郷中学校の2年生22人が、はじめに地元のハザードマップを開き、それぞれの自宅周辺に危険な場所があるかどうかを確認しました。
中郷区内を流れる片貝川沿いでは、過去の大雨のときに、護岸の決壊や地すべりが発生したことがあります。
生徒のなかには、川沿いの「土砂災害警戒区域内」に住んでいる人もいました。
生徒
「いつも普通に過ごしていたが、マップを見て危険な場所と分かった。いままで知らなかったので怖いが、災害当たり前にあると忘れずに過ごしたい」
続いて、避難する時の注意点や、事前に備えておくべきことをグループごとに考えました。
最後に災害が起きたときにはどのタイミングでどこに逃げればいいのか、一人ひとりが考えて計画に書き込みました。
指導にあたった上越地域振興局計画専門員の髙澤寛さんは、災害は想定外のことが起きるため、その場その時で最善な行動をしてほしいと呼びかけていました。
髙澤さん
「どんな災害になるかは、その時にならないと分からない。誰かの声を聞いてから逃げようとすると遅れてしまう。少しでも危険を感じたら、空振り覚悟で、自分から避難してほしい。家族や近所の人にも進んで声かけを」
生徒
「災害が起きたとき、いままでは助けてもらう側だったが、この授業を通して助ける側になりたいと思った。落ち着いて行動することを一番大切にしたい」
「中郷区に、地すべりなどの危険な場所があると初めて知った。近所には高齢者が多い、避難するときは確認して一緒に逃げたい」
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