2022年04月28日 14:39更新
28日(木)今朝、上越市の柿崎沖で漁船が転覆する事故があり、乗船していた上越市柿崎区在住の自営業(鮮魚店を経営する漁師)77歳の男性が死亡しました。
転覆船:1.1トン (長さ6.27メートル)の漁船
船が転覆したとみられるのは、柿崎漁港の防波堤の西側、最寄り海岸から200メートルの海上です。
上越海上保安署によりますと、28日の午前5時20分ごろ、乗船者の弟から「柿崎区の三ツ屋と直海浜の間の沖合約1キロメートルで船が転覆している。転覆しているのは、私の兄が乗っている船である」と118番通報がありました。
通報した男性は、前日に兄から「午前5時に柿崎漁協に到着するので、手伝いに来てほしい」と言われ、28日午前5時に柿崎港に向かったところ、まだ船が到着していなかったため、見晴らしのいい場所から海を眺めると、船が転覆していたということです。
上越海上保安署によりますと、この船は午前3時30分から午後4時の間、1人で柿崎漁港を出港し漁に出ていました。
船に乗っていた男性は、捜索のために出港した漁船により、午前6時56分に漂流しているところを発見されました。近くには救命胴衣が浮いていたということです。その後、男性は市内の病院に搬送されましたが午前8時過ぎに死亡が確認されました。死因は溺水吸引による窒息死でした。
船に擦過痕や塗膜片などはみられないということです。転覆の原因については調査中です。
なお、28日の天候は晴れで視界は良好、風力は2メートル。事故当時注意報の発表などは出ていませんでした。
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