2022年03月04日 19:57更新
1月21日から続いた新型コロナのまん延防止等重点措置の適用が6日で解除される見込みです。上越市内の飲食業界からは、通常営業にもどれると安堵する一方、人手回復を心配する声があがっています。
上越市仲町4丁目にある居酒屋すりみ屋です。この店の営業時間は通常であれば午後11時までのところ、重点措置の期間中は8時で切り上げていました。
店を運営する横山蒲鉾店の横山隆之専務は「まん防が終わることでお客さんが来やすい状況になる。状況的にかなり良くなるのでは。すぐに客足が翌日から戻ることはないと思うが、徐々に通常に戻っていってほしい。回復の見通しは見えていないが、お客さんがどれだけ前向きに考えてくれるかだと思う」と話しています。
横山さんは、期間中でも常連客や出張族など、一定の入り込みがあったといい、そこに協力金もあってなんとか経営できていたとする一方で「スタッフは少なくしている、そうしないとうまくいかない。(学生アルバイトなど)そういう人たちにごめんなさいせざるを得ない。その人たちが一番の被害者かもしれない」と話していました。
一方、アルコールの提供が中心となるスナックやバーは、その多くが期間中の休業を選びました。それだけに40日ほどのブランクを経て客足が戻るのか、見通しが見えない不安を訴えます。
上越南飲食組合の組合長で仲町3丁目でスナックマリーナを営む倉本欣也さんは「今までの常連のお客さんがどこまで仲町に戻ってきてくれるかが一番の心配事。ほとんど見通しがつかない、手だてが分からないのが大多数」
「ひとつ希望が持てるのは今後の歓送迎会や観桜会でどういう風にお客さんが動いてくれるかが唯一の目安だと思う。そこでにぎわってくれると元気が出て、まだまだ頑張れる感覚にもなる。飲食店業界は感染対策万全にやっていることをぜひ理解してほしい。市民の皆さんには安心して仲町出てきてもらえるようにお願いしたい」と話しています。
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