2022年01月28日 17:58更新
飲食店に営業時間短縮などが要請され、上越市の繁華街 仲町では、夕方から灯りが消え、閑散とした日々が続いています。飲食店からは、現状の厳しさを訴える声が聞かれました。
飲食店への時間短縮要請による営業は午後8時までとなり、酒類の提供は禁止です。「にいがた安心なお店応援プロジェクト」の認証店では、営業は1時間長くなり午後9時まで、酒類の提供も午後8時まで可能です。
上越市仲町にある富寿しでは、認証を取得しているため午後9時まで営業できます。しかし、年明けからは客足が激減しました。
富寿し高田駅前店 松苗清人店長
「客入りが明らかに違う。午後6時は通常は満席になることもあるいい時間だが、この日は4組だけ。年末は宴会の客も多かったが、年明けからピタッと減った」
富寿しでは、テイクアウトの注文が一定程度あり、営業を維持できているといいます。
松苗店長
「うちはテイクアウト需要があるから商売を続けられる。それでも心配は絶えない。前に緊急事態宣言が出てあけた後も、すぐには客足が戻らなかった。今回も同じように時間がかかるのでは」
仲町で営業するスナックなどはおよそ120店ありますが、まん延防止措置によって営業はさらにきびしい状況です。
上越南飲食組合 倉本欣也 組合長
「スナックは9割ほど休業している。こんなことは過去に例がない、48年近く店をやっているが初めて」
倉本さんが経営するスナックも休業しています。スナックなどは二次会の利用が多いため、店を開けても来客は見込めないといいます。
飲食店への時間短縮要請は来月13日までですが、倉本さんは、その先はもっと厳しくなるとみています。
倉本組合長
「今は協力金で助かっている店が多い。まん延防止措置が終わり、協力金が打ち切られた後が心配。果たして客足が仲町に戻ってくるのか。巣ごもり状態や家飲みが定着すると、飲み屋は営業が続けられない……」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.