2021年12月17日 08:58更新
上越警察署は15日(水)、暴力団排除ローラー作戦として上越市仲町の飲食店およそ230店をまわり、県の暴力団排除条例を説明したうえ、いわゆるみかじめ料や用心棒代の請求に応じないよう呼びかけました。
このローラー作戦には、上越警察署や県暴力追放運動推進センターなどから40人ほどが参加し、仲町2丁目から4丁目の飲食店をまわりました。
県内では、新潟市と長岡市が暴力団排除の特別強化区域に指定されていて、飲食店が暴力団に用心棒代を払ったり、営業を認めてもらうために金銭を払った場合、飲食店が1年以下の懲役、または50万円以下の罰金を科せられます。現在、上越市はこの特区に指定されていません。
県暴力追放運動推進センター 志賀康則専務理事
「暴力団と交際しない、暴力団と付き合わない、はたまた金を出さない。条例を地域の方々が盾として生活を守っていく。暴力団と関わりを持たないでほしいです」
この日のローラー作戦では、暴力団との関わりなど実態を調べるアンケート用紙を配りました。県警では今後、アンケ―トなどで状況を把握し、内容によっては、仲町を暴力団排除の特別強化区域に指定するよう条例改正を検討するということです。
なお、上越警察署では、暴力団からの不当な要求があった場合、いつでも相談してほしいと呼び掛けています。
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