2021年11月09日 12:11更新
佐渡市佐和田地区の八幡小学校で7日、防災訓練を兼ねたチューリップの球根植えや芋煮会が行われました。
チューリップ大作戦と題されたこの取り組みは、地元の地域おこしグループ「八幡銀杏の会」が主催しているもので、今年で19年目を迎えます。
今年は八幡小の児童53人と、その保護者や地域の人などおよそ150人が参加しました。
参加者たちは一つのプランターにチューリップの球根を等間隔に植えていきます。子どもたちは大人と協力しながら2000個以上のプランターにどんどん球根を植えていきました。
また今年は、防風林として、風による被害から住宅や農作物を守る役割を果たす松の木の植樹も一緒に行われました。
子どもたちは力のいる作業に苦労しながら、30本ほどある松の木を懸命に植えていました。
作業が終盤になると、八幡小の3年生が育てた八幡芋をふんだんに使った芋煮の炊き出しが行われました。この芋煮作りも災害時の炊き出し訓練を兼ねていて、参加者らは温かい芋煮を美味しそうに頬張っていました。
芋煮を食べた児童は「美味しいです!今2杯目で、八幡芋が特に美味しい」と笑顔で話しました。
銀杏の会の本間 浩会長は「地域のコミュニティが薄れているところが沢山あります。我々、子どもたちと距離を近くしてお喋りしながら、その上で防災訓練にもつなげるという点で、よく出来たのではないかなと思います」と話しました。
植えられたチューリップは、学校のほか、来春には八幡地区の沿道にも飾られるということです。
佐渡テレビジョン
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