2021年10月23日 08:28更新
佐渡を代表する名産のひとつ、「おけさ柿」。JA羽茂おけさ柿選果場では早生品種の刀根早生(とねわせ)の出荷が終盤を迎えています。
今年の刀根早生は、去年と同じ今月初めから選果が行われ、現在出荷量の8割程度が出荷されています。JA羽茂営農課指導販売係の小田 政幸さんは「刀根早生は着色が早かった。さらに収量は入ってくると見込まれる」と話していました。
また主力品種の平核無(ひらたねなし)を含む全体の生産量は今年4月に発生した霜の影響で例年のおよそ8割、3400トン(例年 4,200トン)の見込みです。4月中旬に発生した霜の影響による被害が佐渡全域であったことに関して、小田さんは「平核無に関してはこれからになるが、かなり被害が多く出ているという状態です。また刀根早生は、去年よりやや減少する見込みになっております」と話していました。
選果場では、渋抜きをしたおけさ柿が次々にラインに乗り、手作業で色づきや傷の確認、大きさなどを丁寧に選別していました。
小田さん
「コロナ禍という状況だが、今年も非常に糖度も高く美味しく出来上がっているので、佐渡のおけさ柿を多くの方に手に取ってほしいです」
選別は手作業に加え、カラーセンサーでも行い、箱詰めまでに綿密に繰り返します。このおけさ柿は県内をはじめ北海道や東北、関東、関西地方を中心に出荷されます。
なお主力品種の平核無は、10月19日から集荷が始まっていて、23日から出荷が始まる予定です。またJA羽茂によりますと、今週に入り寒暖差が大きいので、一気に色付きが進むと予想され、平核無は11月上旬に出荷のピークを迎えるということです。
佐渡テレビジョン
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