2021年10月05日 18:00更新
地元の名水を使って酒米を育ててきた上越市柿崎区の小学校3校が5日、合同で稲刈りをしました。
稲刈りしたのは、上越市立柿崎小学校、下黒川小学校、上下浜小学校の6年生です。児童はこれまで東横山にある棚田で酒米を植え、尾神岳の「大出口泉水」を使ってイネを育ててきました。この日は待望の稲刈りです。
この体験授業は、児童に地元愛を深めてもらおうと、市民団体「柿崎を食べる会」などの呼び掛けに応えて、柿崎小学校で去年から始まりました。今年からは、ほかの2校も加わりました。この日収穫したコメは、地元にある頚城酒造が日本酒に仕込みます。日本酒は8年後、児童が成人になったタイミングでプレゼントされることになっています。
児童
「大切に刈った。みんなで仲良くできた」「(成人したら)お母さんやお父さん、友達みんなで飲みたい」
柿崎を食べる会 長井慎也 会長
「楽しそうに稲刈りしてもらってよかった。成人になって、きょうのことを思い出してもらえたら」
頚城酒造 八木崇博 社長
「8年前どんな気持ちで過ごしていたのか思い返して、大事な人たちと飲んでほしい」
稲刈りの後は、地元の民宿「わすけ」が提供した昼食を味わいました。メニューはイノシシの肉団子入りの汁物やカマスのフライなど、地元の食材がふんだんに使われています。
わすけ 佐藤一 代表取締役
「柿崎は魚や野菜やコメや酒などたくさんある。子ども達に柿崎は良い所だと小さいころから思って育ってほしい」
児童が収穫したコメは年明けに仕込まれ、3月に出来上がる予定です。その後8年間、低温の冷蔵庫で貯蔵されるということです。
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