2021年09月05日 15:13更新
上越市直江津地区にある彫刻作品の魅力を感じてもらおうと5日、直江津駅前のブロンズ像を市民ボランティアが清掃しました。
この活動は、小林古径美術館の職員有志などでつくる「彫刻ピカピカ倶楽部」が、直江津地区で開かれているイベント「なおえつうみまちアート」に合わせ開きました。小林古径美術館によりますと、直江津地区にはブロンズ像などの彫刻作品が19点あるということです。
彫刻ピカピカ倶楽部の市川高子代表は「清掃活動を通じて作家のことを知ったり、手を触れたりして、直江津の宝である彫刻を身近に感じてもらえたらと思い企画した」と話しました。
5日は彫刻ピカピカ倶楽部や市民ボランティア合わせて6人が参加しました。直江津駅北口にある彫刻は、上越市五智出身の岡本銕二さんの作品「潮騒(しおさい)」など3点です。どれも長年手入れをしていないということで、作品には錆や汚れが溜まってしまっていました。参加者は、洗剤と歯ブラシで汚れを取り、最後にワックスで丁寧に磨き上げました。
参加者
「 ピカピカになっておもしろい。見違えてつやが出た」
「やりがいがあった。ピカピカで光に反射するようになってよかった」
小林古径美術館 宮崎俊英館長
「(直江津地区の彫刻は)昭和から平成にかけて公園や建物の建設に合わせてつくられたもの。(清掃してみて)今度我々が人々に話すときに、より詳しく話せる機会になった」
彫刻ピカピカ倶楽部 市川高子代表
「市内の彫刻作品は私たちの宝。それをこれからも大事にしたい。そしてその良さをより知ってもらうために、今後も機会があれば続けていきたい」
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