2021年09月03日 11:06更新

新型コロナウイルスの特別警報が県内全域に拡大されたことを受け、上越市・妙高市の小中学校と高校の部活動が、3日から16日までの2週間休止となります。こうした中、上越高校のサッカー部が2日、休止前の最後の部活動に臨みました。

上越高校サッカー部の部員はおよそ90人、2日は試合形式のゲームを中心に汗を流しました。

3年生の部員は「 （大会に向けて）頑張っている途中なのでつらい。1・2年生に意地を見せるところだった」「ショックだったが、家や学校以外でも練習はできる。（これから）どう努力するかが大事」だと話しました。

部は今月、全国大会へつながる県の予選会と、リーグ戦の1部残留を決める試合が控えていました。しかし、予選会や試合は新型コロナの影響で延期または中止になりました。

新型コロナの影響で部活動ができなくなるのは全国に緊急事態宣言が出た去年の春以来、2回目です。この時サッカー部は2か月間活動を休止しました。部ではこの期間を活用し、監督やコーチがリモートで解説付きの筋トレ動画や個人でできるメニューを配信しました。部員は配信映像を確認しながら自宅でフィジカルトレーニングを集中的に行い、筋力アップにつなげました。今回は、集中的にフィジカルトレーニングができる期間として前向きにとらえています。

3年生は「ほかのチームも練習できないので、そこはポジティブに捉える。ほかのチームより積み上げられるようにしたい」と話しました。

藤川祐司監督は「チームスポーツなので、戦術練習が出来ないのは大きい。しかし、ここで何をやるかで大きな差が生まれる。アイデア・知識を使って（トレーニングして）2週間後、良い状態で集合したい」と話しました。