2017年07月03日 16:31更新
妙高市関山神社の火祭りに向けて、祭りで披露する「仮山伏の棒使い」の稽古が2日の夜から始まっている。
毎年7月、火祭りで披露される「仮山伏の棒使い」の演武の起源には諸説ある。そのうちの一つが430年ほど前、関山神社を戦乱から守ろうと修行僧が身につけた武術といわれている。
演武は県の無形民俗文化財に指定されており、毎年地元の若い男性6人が2人1組になって長刀や太刀、六尺棒を使って22種類の演武を披露する。
稽古初日は、氏子副総代などが見守る中、武具の使い方や動き方を確認。副総代の丸山一郎さんは「腕を磨いて、すばらしい演技を期待しています」と激励した。
写真左 :古川 拓未さん
今年唯一の新人は古川拓未さん(25)。地元の力になりたいと演武に参加した。古川さんは役抜の役(火を起こす役)を担当する。
古川さんは「覚えることが多くて大変。不安はある。本番までにしっかり練習して、伝統に恥じないよう仕上げたい」と意気込んでいる。
関山神社の火祭りは、7月15日(土)と16日(日)の2日間行なわれる。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.