2021年05月22日 17:01更新
コロナ禍で県外への外出を控えるよう呼び掛けられている中、地元の魅力を再認識してもらおうと22日(土)、高田本町商店街で老舗の職人技を体験するツアーが開かれました。
ツアーは上越観光コンベンション協会が企画し、上越市内から4人が参加しました。ガイドはお馬出しプロジェクトの宮越紀祢子代表です。宮越さんは、高田本町商店街には100年を超える老舗が多く立ち並んでいることを紹介しました。
一行が訪れたのは「小熊写真館」です。創業明治41年。明治44年には来越したオーストリアハンガリー帝国の軍人、フォン・レルヒ少佐の写真を撮ったことで知られています。
小熊さんは、明治44年1月29日に創業者が撮影したレルヒ少佐の写真を紹介し「ここまで顔がはっきりと映っているこの写真は、当時の写真技術を考えてもまさに神技なんです」と話しました。
続いて訪れたのは、創業400年を超える老舗の「大杉屋惣兵衛お馬出し店」です。こちらでは、上生菓子のきんとん作りを体験しました。こしあんのまわりには、白あんに寒天を混ぜた生地を飾り付けていきます。最後にツツジの花を模した生地を乗せます。
力を少し入れすぎただけで形が崩れてしまうなど、参加者は繊細な作業に戸惑いながらも、和菓子作りの世界を楽しんでいました。
市内から参加した夫婦は「歴史を知れると聞いて参加した。今までは、ただ通り過ぎるだけのお店だったが、歴史の深さを聞いて改めてこの場所が城下町だったことを認識できてよかった」と話していました。
このツアーは29日(土)にも開かれます。申し込み締め切りは27日(木)正午までです。詳しくは上越観光コンベンション協会までお問い合わせください。
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