2021年04月12日 04:04更新
地域と連携しながら伝統芸能(佐渡民謡)を継承する新潟県立羽茂高校の郷土芸能部が、このほど文部科学大臣 優秀教職員表彰を受賞しました。
文部科学大臣 優秀教職員表彰は、全国の国公私立学校で優れた成果を上げた教職員や教職員組織を表彰するもので平成18年度から実施されています。
羽茂高校郷土芸能部は、地域と連携しながら伝統芸能を継承し、部活動を通して生徒の郷土愛や地域振興の心を醸成したことなど、部活動指導による生徒の育成が評価されました。
羽茂高校郷土芸能部は、羽茂民謡研究会が講師となり週5日~6日 練習に取り組んでいます。全国大会出場やイベントの参加など、地域と教職員が一体となって佐渡の民謡を受け継ぐ活動に励んでいます。
今回の表彰は、その活動が評価されたものだと部員たちをはじめ関係者は喜んでいます。
3年の金子千紘部長と、八尋渕瑠乃副部長は「今回の表彰によって部員たちのモチベーションも上がった。次の大会に向けて一生懸命に頑張りたい」と意欲を見せていました。
また、外部講師として謡などの指導にあたる髙津雄太さんは「郷土芸能部のこれまでの活動が評価されたことを嬉しく思います。佐渡といえば羽茂高校と全国の人から思って頂けるように、地域の人にも誇ってもらえるような活動をしていけるよう、手助けができれば良い」と話しています。
この表彰を受け4月6日に部活動内で表彰式が行われ、顧問2人が代表して表彰状と記念の盾を受け取りました。
顧問の1人、伊豫岡健太教諭は「本当に名誉なことで驚いている。14年間のこれまでの活動が認められたことと地域の皆様の貢献があってこそのもの。部員たちには感謝の気持ちを大切にしていってほしい」と話しています。
羽茂高校郷土芸能部は、5月23日に開催される、佐渡國鬼太鼓どっとこむでの披露のほか、8月上旬に出場予定の全国高等学校総合文化祭(紀の国わかやま総文2021)に向け、今後も練習に励んでいきます。
なお、佐渡島内の学校では羽茂高校郷土芸能部のほか、佐渡市立金井小学校の活動が表彰されています。
佐渡テレビジョン
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.