2021年03月22日 17:29更新
上越市柿崎区のくろかわ診療所に22日、新しい医師が着任しました。地域には安堵の声が広がっています。
着任したのは澤田祐介さん、73歳です。澤田さんは22日、くろかわ診療所を運営している一般社団法人上越市地域医療機構の土橋均理事長から辞令を受け取りました。
くろかわ診療所は今月5日、医師が退職しました。後任が決まらない中、地域医療センター病院が医師を派遣するなどして診療を続けていました。
澤田さんは名古屋市出身で、これまで大学病院の救命センターや、介護老人保健施設の施設長を務めていました。澤田さんはくろかわ診療所を選んだ理由として「最後の医師生活を初心に帰って診療所で診察をしたかった」と話しています。
澤田さんは現在長野県に住んでいますが、診療のある月曜日から木曜日は診療所に寝泊まりします。診療科目は、内科、外科、小児科など5つです。
22日は、診療初日となり、午前中に17人が診察を受けたということです。診察を終えて「まずは地域のことを知らなければ診療所として仕事ができない。農業をしているときに指を痛めたり、首、肩、腰を痛めている人がいたので整形外科や麻酔科の知識を使って対応した。今後は訪問診療など地域のニーズに合わせて考んがえていきたい」と話しています。
澤田さんの診療は月曜から木曜日で、午前は8時30分~11時30分、午後は3時~4時30分です。
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