2021年03月10日 18:04更新

佐渡市の畑野地区にある松ヶ崎小学校の児童が3月1日、福島県の猪苗代湖西部にある翁島（おきなしま）の小学校の児童とオンラインで交流しました。

松ヶ崎小学校は、今年度の修学旅行の行先として福島県を予定していてそこで翁島小学校の児童と交流する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で行先を県内に変更したため交流会も中止となりました。

それに代わり今回は、Zoomを使ったオンラインでの交流が企画されました。

交流会では、これまで総合学習で学んだ地域の良さや自分たちの取り組みを発表し合いました。

松ヶ崎小学校の児童は、地域や学校を活性化するために行った地域の人とのレクリエーション活動や、全校児童7人の小規模校であるデメリットを解消するため、力を入れているオンラインの活動などについて発表しました。

一方で翁島小学校の児童は、地元の猪苗代湖の環境についてや、翁島小学校出身の野口英世の歴史などについて調べた学習の成果を、クイズなどを交えて発表しました。

最後には感想を伝えたり、お互いの地域について質問し合うなどさらに交流を深めていました。

児童は「オンラインを利用して行かなくても、ほかの地域のことが分かって良かった」と話していました。

松ヶ崎小学校は、来年度にはオンラインでニュージーランドの学校と交流する予定だということです。

なお、松ヶ崎小学校は、新型コロナウイルスによる休校時の授業や、他校との交流などでのオンラインを活用した取り組みなど、地域活性化に向けた活動が評価され、今年度、新潟日報社と公益財団法人日本教育公務員弘済会新潟支部が特色ある教育を実践する学校を表彰する制度で最優秀賞に選ばれています。

佐渡テレビジョン