2021年03月10日 11:42更新

文部科学大臣表彰を受賞した上越市立城北中学校の劇団活動「スタートライン」の関係者が8日、村山市長に受賞を報告しました。

文部科学大臣表彰を受賞したのは「城北中学校区子どもを育てる会」です。会では25年前から、城北中学校の生徒有志でつくる劇団「スタートライン」の活動を支えてきました。受賞は演劇を通じて、地域と学校が連携し、子ども達の成長を支えていることが評価されました。 

この日は、会のメンバーや城北中学校の青山尚子校長などが村山市長を訪ね、受賞を報告しました。その中で風間寿春会長が、本番の公演で地域住民や保護者、卒業生がボランティアとして、受付や駐車場整理などにあたっていること、今年度は、公演の合間にすべての椅子のアルコール消毒も行ったことをあげ「地域全体で取組んでいることで賞がもらえた」と市長に伝えました。

「スタートライン」は生徒有志が役者になり、夢や友情、命の大切さをテーマに熱演を繰り広げてきました。去年10月の公演のテーマは「夢とコロナと友情」でした。演劇指導には、地元でアマチュア劇団を主宰している石田幸雄さんがあたっています。

演劇指導  石田幸雄さん
「命の尊さや夢を持つことの大切さなどを、中学生が舞台上から全力で訴えることがスタートラインの一番の魅力。生徒がやりたいという思いがあれば、できる限り協力していきたい」

座長（城北中）築井咲希さん
「コロナで部活動の大会など、いろいろ残念な部分があったが、スタートラインができたことが良い経験になった。後輩には自分の思いを持ってこれからも繋げていってほしい」