2021年01月06日 16:45更新
上越地域消防事務組合の管理者を務める上越市の村山市長が6日、消防職員を前に年頭の訓示を行った。
その中で、市長は人口減少で消防団員が減っているとして、今後どう対応すべきか取り組んでほしいと呼びかけた。
年頭の訓示は感染対策を踏まえて、出席者を例年より約3割少なくして、消防局長や署長など約80人を前に行なわれた。村山市長は、人口減少と高齢化が進み、防災に関わる人や消防団員が減少しているとして、今後地域の防災にどう取り組むか研究するよう呼びかけ、昨年新築された消防庁舎を防災拠点として活用し、安全安心の確保に努めてほしいと話した。
消防によると去年1年間で上越市と妙高市で起きた火災は44件。これは昭和47年に組合が発足して以来、過去最少だったおととしより6件増えた。このうち建物火災は、おととしより6件多い30件、原因で最も多いのはコンセントや配線などによる電気関係だった。
上越地域消防局の伊藤公雄局長は「人口減少、防災に携わる消防団の減少は避けて通れない。消防士が補完をして地域防災力の向上につなげたい」と話した。
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