2021年01月02日 17:01更新

冬型の気圧配置が続く影響で、上越地域は正月の最中でも除雪に追われる姿が各地で見られた。

「正月早々こんな雪かきするのは何年ぶりだや」「去年なんか1日もやらなかったのに…一斉雪下ろしなんかならないといいんだが。そうなると道も通れなくなる」
上越市仲町2丁目では2日、今季初となる沿道の集団除雪を行う姿が見られた。ここは流雪溝の水が流れる間のみ、除雪が可能となる場所。午後1時から儀明川からひいた水を流し始めると、スコップやスノーダンプを持った住民が声を掛け合って、それぞれの家の前や路肩に降り積もった雪を流していた。

＜積雪深さ（2日午後3時現在）＞
高田　94
安塚　178
関山　151（㎝）

あわせて新潟県は2日正午、上越地域に地盤沈下警報を発令している。 上越地域に地盤沈下警報

新潟地方気象台によると、日本付近は冬型の気圧配置となっており、北陸地方の上空約1500ｍには-9℃以下の寒気が流れ込んでいて、この気圧配置はあす3日にかけて続く見込み。上越では3日夕方にかけて、山沿いに加えて平地でも強い雪が降るおそれがある。

2日午前6時から3日午前6時まで
上越の平地で最大50㎝、山沿いで70㎝

3日午前6時から4日午前6時まで
上越の平地で20㎝～最大40㎝、山沿いで20㎝～最大40㎝

また頸城自動車では2日から当面の間、以下の通り、春日山・佐内線の迂回運行、北城町1丁目バス停の休止を発表している。

またえちごトキめき鉄道では大雪の影響の為、2日の夜間、妙高はねうまラインで一部列車を区間運休する。（2日 16:20現在）

＜妙高はねうまライン 上り＞
　20：55　直江津発　妙高高原行　（新井~妙高高原間区間運休）
　20：00　新潟発　上越妙高行　特急しらゆき10号　（上越妙高～新井間区間運休）
　22：22　直江津発　妙高高原行　（新井~妙高高原間区間運休）

＜妙高はねうまライン 下り＞
　22：12　妙高高原発　直江津行　（妙高高原~新井間区間運休）
　23：35　妙高高原発　直江津行　（妙高高原~新井間区間運休）

ほくほく線は、除雪作業が難航しているJR上越線が運転を見合わせた影響で、2日の終日、六日町～直江津間で折り返し運転となった。あす3日の下記の列車から、上越線、六日町～越後湯沢間への乗り入れ再開を予定している。なお運転再開までの間、バス、タクシーによる代行輸送はない。

・835M　越後湯沢行き（直江津11：32分発　越後湯沢12：54分着）
・840M　直江津　行き（越後湯沢13：24分発　直江津14：54分着）