2020年11月17日 15:01更新
上越市の桑取川を遡上するサケの投網漁に17日、上越市立潮陵中学校の生徒が挑戦した。
サケ漁を体験したのは潮陵中学校の全校生徒27人。桑取川の河口近くでは、今月3日からサケ漁が始まった。
今年は豊漁で16日現在、不漁だった昨年の800匹上回る約2,900匹が揚がっている。
生徒は、桑取川漁業協同組合のメンバーから、投網のコツを教わった後、川に入って網を打った。
初体験の1年生は「初めてやったが楽しい。思ったより難しい」。2年は「去年1匹も獲れなかったが今年は3匹。うれしい!(コツは)斜め上に投げること」などと話した。
組合員の瀧田慎一さんは「上手な子がいて、結構網に入った。サケがのぼる川が地元にあるのは良いこと。自然の恵みを感じてほしい」と話していた。
生徒が獲ったサケは全部で20匹。学校に持ち帰って、あす、生徒みずから3枚におろし、燻製に加工することになっている。
生徒は、谷浜小学校時代に、桑取川でサケの稚魚を放流している。中学校に進学すると、川に戻ってきたサケの捕獲から加工までを全員が体験する。ふるさとの自然となりわいを身体で学ぶ取組みは、25年前から毎年続けられている。
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