2020年11月02日 16:05更新
妙高市は、横浜市出身でオーストラリア人の夫をもつフィンガー陽子さんを地域のこし協力隊に採用した。
地域のこし協力隊に採用されたのはフィンガー陽子さん(50)。協力隊としての活動地域は矢代地区。フィンガーさんは、横浜市出身で夫の母国、オーストラリアのメルボルンに8年間住んだあと、大分県臼杵市の地域おこし協力隊を先月まで務めていた。
臼杵市では、年間1500人訪れる農家民宿でのガイドや外国人観光客の通訳などを務めた。
妙高には学生時代、スキーで訪れたことがあり、去年秋、移住を決めて、空き家を探したという。妙高を選んだ決め手は自然の美しさという。
1日、委嘱式に同席した矢代地域づくり協議会の田中功会長は、矢代地区は市街地に近いものの過疎化が深刻だとして、フィンガーさんの活躍に期待したいと話した。
フィンガーさんは、今後、矢代コミュニティーセンターを拠点に情報発信や関係人口の拡大に取り組む。また、オーストラリアで通ったシェフの養成学校での経験を生かしたいと話す。
フィンガーさんは「菓子作りや料理が好き。今週オープンする矢代古民家カフェをサポートしながら、住民とイベントを開き盛りたてたい」と意気込んでいた。
フィンガーさんの任期は3年。当面は、長女・次女との3人で暮らし、来年の春には夫と長男が合流するという。
妙高市の地域残し協力隊は平成25年から始まっていてフィンガーさんがちょうど10人目になる。
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