2020年09月21日 14:53更新
敬老の日の21日、上越市の村山市長が今年100歳を迎える女性の自宅を訪れ祝状や記念品を贈り、長寿を祝った。
上越市東城町に住む、後藤セツさん。セツさんは大正9年生まれの99歳。12月3日に100歳を迎える。
上越市東本町で製糸業を営む家に生まれ、9人姉弟の長女。高田高等家政女学院を修了。昭和15年に結婚し、3人の男の子に恵まれた。セツさんは有沢製作所で染色工や女子寮の管理人などを26年勤めるなど、苦労しながらも女手一つで3人の子を育てた。
現在は、長男夫婦と3人で暮らしている。孫6人、ひ孫は11人。日課は新聞を読み、テレビをよく見ること。デイサービスには通っておらず、身の回りのことは自分で行い、お風呂やトイレも介助は不要。ケーキ作りが趣味で、今でも時々カステラを作り、孫に送っているという。
セツさんは「100歳まで長生きするとは思いもしませんでした。40歳ごろ、占い師から48歳までしか生きられないと言われ、幼い子どもを残して死ねないと、一生懸命働き、誠実に人と接して頑張りました」とふり返る。
家族から見たセツさんは「神経が細かく、人の行動に関心を持つ人」。生水を飲まず、湯冷ましを飲むようにしているのも長生きの秘訣ではないかという。
村山市長は「はつらつとした話しぶりや顔つやといい、とても百歳には見えない」と驚いていた。セツさんは市長が帰る際、手作りのケーキを土産として渡した。
市によると今年度、市内で100歳を迎えるのは107人で、そのうち93人が女性だということ。
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