2020年09月09日 13:15更新
上越市西田中で農業用機械を販売する株式会社マルトミは、9月1日に新潟地裁高田支部より破産手続きの開始決定を受けた。負債は債権者約10人に対し、約1億5,000万円が見込まれている。
帝国データバンクによると、マルトミは1914年(大正3年)に創業した丸富商会を前身として、1987年(昭和62年8月)に設立された農機具や除雪機の販売・修理の業者。長年の業歴から地元での知名度は高く、国内各メーカー製品を取り扱い、自社工場で機械の点検修理を行い、農家、地元農協、個人など得意先は多かった。
しかし、業界内の競争激化から売上は伸び悩み、2020年1月期の年間の売上高は4億1,000万円にとどまった。損益面でも低収益が続き、財務内容は債務超過となっていた。業況の改善の兆しはなく、先行きの見通しも難しく、事業継続を断念。その後、事業を停止しており、今回の措置となった。
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