2020年08月20日 14:41更新
新潟県が長岡市や十日町市などに設置したPCR検査センターについて、上越市は8月中に設置される予定は変わらないとした上で、「現段階で検体を採取する体制は他の市に劣っていない」と19日に開かれた市議会で答えた。
県はPCR検査を集中的に行うための地域外来・検査センターを長岡市や十日町市などの保健所管内に9か所を設置、さらに19日現在、佐渡市と村上市で稼働にむけて準備中。こうした中、上越市はすみやかな設置を求めて県と協議し、今月中の設置を見込んでいたが、具体的な動きはまだない。19日の上越市議会、新型コロナウイルス調査対策特別委員会では、なぜ設置が進まないのか質問が声があがった。市川均福祉部長は「あくまで県が発表すること。県とのやりとりでは熟度は高まっている」と述べ、「PCR検査センターはまだないが、市内の医療機関が名乗りを上げて、複数の機関で検体採取が行われている。検査センターのある地域と比較して上越市の検体採取能力は劣っていない」と現状への理解を求めた。
このほか市独自の事業者応援給付金について、売上が前年同月比で50%以上減少した事業者への20万円給付は、今月21日振込分までで2564件、5億1280万円に。売上20%以上50%未満の事業者への10万円給付は66件、660万円と報告された。この給付金は来年2月26日まで申請を受け付けている。
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