2020年08月14日 17:40更新
上越市三和区の北代ぶどう園でブドウの直売が始まり、14日はお盆休みの家族連れなどでにぎわった。
北代ぶどう園では、8軒の農家がブドウを栽培している。このうち「あまや農園」では、40アールの畑で15種類を栽培していて、12日から紫のアーリースチューベンと、黄緑のヒムロットの収穫が始まった。
アーリースチューベンは甘味と渋みがあり、深みのある味わいが特徴。 ヒムロットは水分が多くさっぱりとした味わい。
今年は梅雨明けが例年よりも遅く、日照不足による病気が心配された。そのため、病気で傷んだブドウを早めに取り除いて、病気が広がらないよう気を配ってきた。その結果、例年通り甘味のあるブドウができたという。あまや農園の蓑輪若奈さんは「長雨による日照不足で収穫が心配だったが、例年通りに収穫を迎えた」と収穫の喜びを話した。
きょうは家族連れなどが農園を訪れ、ブドウ狩りを楽しんでいた。市内から訪れた女性は「(コロナの影響で)親子3代、行くところがないのでブドウ狩りに来た。すごく甘かった」と楽しんでいた。
ブドウは農園で直売しているが、ことしは新型コロナの影響で団体予約の取り消しが相次ぎ、売り上げが3割ほど落ち込む見込み。そのため、農園では同じ三和区のカフェ、マンマルテラスやJAの直売所、あるるん畑でも販売することにしている。
あまや農園の蓑輪さんは「ブドウ園だと密になりにくい。入店前に消毒をして 試食してほしい」と話している。
アーリースチューベンとヒムロットはどちらも1kg、800円。ブドウの収穫・販売は品種を変えながら10月上旬まで続く。
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