2020年08月05日 18:40更新
上越市八千浦で建設が進められている東北電力上越火力発電所の第1号機の工事現場が5日、報道陣に公開された。
上越火力発電所1号機は東北電力管内で9つ目となる火力発電所。液化天然ガス(LNG)を燃やして、一般家庭で約80万世帯分の年間使用電力量となる出力57.2万キロワットを発電する計画。本格的な建設工事は2019年7月から始まり、現在の進捗率は13.9%。発電機を回すガスタービンの熱効率は63%以上で世界最高水準を誇るとともに、二酸化炭素や窒素酸化物の排出量を低く抑える。
施設のシンボルともいえる高さ136mの煙突は組立が終わり、その姿が報道陣に公開された。
上越火力発電所建設所の西村由明所長は「建設が順調にいっている姿を知らせたいと今回現場公開した。今年度末にはタービン本館の外壁とボイラー全体が組みあがる。外観上の発電所という形が今年度中にはできあがる。世界に誇れる発電所ということで環境に配慮したプラント、世界最高効率のプラントにしたい」と語った。
1号機は2022年4月から試運転を行い、その翌年6月に営業運転を開始する予定。
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