2020年07月22日 18:21更新
上越地域で古くから栽培されてきた上越野菜のPR動画づくりに、上越市立春日新田小学校の5年生が取組んでいる。22日は、生産者などのインタビューに挑戦した。
「普通のナスより柔らかくて、とても食べやすかったです」
リポートを交えて動画制作をしているのは、春日新田小学校の5年生66人。JAのあるるん村を訪れ、上越野菜のナスを使ったラタトゥイユを食べて、その味を伝えた。
5年生は、ふるさとの魅力を探る学習を通して上越野菜の存在を知った。その中で上越野菜は16品目もあるのに、あまり知られていないことに気づき、自分たちでPR映像を作ることになった。
学習の狙いについて寺島教諭は「上越野菜という誇れるものがあり、受け継いでいる人がいる。ふるさとを大切にしたい気持ちを育てたい」と話す。
きょうはあるるん村の髙梨尚店長や野菜を出荷する農家、買い物客などにインタビューをした。撮影は5年生の担任が担当した。
児童は生産者に「上越野菜をどんな人に知ってほしいですか?」「食べたことがない人に伝えたいことは?」などと積極的に話しかけていた。
このあと浦川原区にある農場、エー・エフグリーンを訪れた。
農場では、エンピツナス、ひとくちまくわなど上越野菜を含む20種類を作っている。児童はエンピツナスに触ると「ツルツルしてる」「普通のナスより大きい」と驚いた。
エー・エフグリーンの代表取締役、相澤誠一さんは「上越野菜はおいしい物だから残ってきたので、子どもに実感してもらうのが一番。(上越野菜の)PRを期待している」と映像の完成を楽しみにしている。
児童は夏休みの間、上越野菜をおいしく食べる方法を考え、2学期に発表、それを映像にまとめることにしている。映像は3学期の完成を目指し、ユーチューブ配信、JCVでの放送などを予定している。
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