2020年06月30日 13:00更新
ほくほく線を運行する北越急行の昨年度決算は、約6億7,000万円の赤字となり、2015年の北陸新幹線開業以降、最大の赤字となったことが分かった。
昨年度の運輸収入は約3億7,700万円と、前の年より1,600万円余り落ち込んだ。一方で営業費用は前の年より増えて12億7,600万円余り。結果、当期純損失は約6億7,000万円となった。
また利用者数では年間117万人と、前の年より10万人減少。中でも新型コロナウイルスの影響を受けた今年3月は前の年の同じ月の半分、約4万9,000人落ち込んだ。
北越急行は北陸新幹線開業前まで運行していた「特急はくたか」の収入をもとにした内部留保金がピーク時で130億円あったが、毎年取り崩され、昨年度末で106億円にまで減っている。さらに今年度に入ってもウイルスの影響で、4~6月までの利用者が前の年の同じ時期より約16万人減少。収入も概算で6,500万円ほど落ち込むとみている。
北越急行では夏休み期間にあわせて、現在休止しているイベント列車の再開を目指すとしている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.