2020年06月19日 10:58更新
新たな名物を目指して!
中山間地域の使われていない農地で、らっきょうの実証栽培が進められている。収穫期を迎え17日、農家が出荷作業に汗を流した。
らっきょうの実証栽培は、上越市が3年計画で取り組んでいて、今年が2期目。狙いは、中山間地域で使われていない農地の再活用。市によると、らっきょうはあまり手間をかけずに栽培できるということ。実証地区は牧区と清里区の畑約30アール、そのうち牧区の宇津俣地区では、農事組合法人雪太郎の郷が約10アールの畑でらっきょうを育てている。この日は、メンバー5人が収穫作業に汗を流していた。
収穫のあとは根や葉を切り落とし、乾燥させたあと袋づめにする。出荷先はあるるん畑や県内の市場など。 雪太郎の郷の佐藤健一 代表理事は「今年は小粒で使いやすい大きさに育った。問題は単価と収穫量。なかなか読めない」と話す。
今年は卸し価格でキロ当たり500円から600円を想定しているということ。
佐藤代表理事は「シチューに入れて子どもが食べるなど、食べ方に工夫をすれば需要が伸びるのでは」と話していた。
市では収益などのデータをもとに、今後の取組みをどうするか、専門家などと協議していく方針。
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